でん六は山形の地に根を張った企業として、山形、そして東北の地域・文化の振興に尽力してきました。eコマースなどを通じてボーダレスな社会となった今、でん六は、地域を原料調達、生産、販売などを展開するエリアとして広く位置づけ、グローバルな視野で貢献していきます。特に、食に関わるサステナブル調達を通じて、地域の環境・人権・労働問題の解決に貢献していきます。
重要行動目標 | ||||||||||
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行動目標 | ||||||||||||||||||||
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土壌を肥沃にするピーナッツを耕作放棄地や連作障害地に植えて畑を再生。
また、その活動をグリーンツーリズム化して地方創生も。
山形・東北の魅力がアピールできる商品を積極的に開発。その商品を通じて地元農業や産業の促進も図る。
商品の原材料、またパッケージ等の資材においても自然環境や労働者の人権に配慮されていることが国際的に認証されたものを用い、サステナブルな事業展開を行う。
蔵王の森工場近隣の自然を保護するとともに、地域住民の憩いの場となる拠点を造成。工場見学や蔵王についての環境教育の場として活用する。
でん六では2018年、山形・金山町および寒冷地での農産物試験栽培を研究する山形大学東北創生研究所と「地域農業振興協定」を締結、金山町を落花生の新産地として支援し、「ビーナッツ-BEAUTIFUL PEANUT」と名付けて地域の新たな特産品とすべく農業振興に努めています。
雪解け水のミネラルを蓄えた肥沃な土壌で美しく、おいしく育つ「ビーナッツ-BEAUTIFUL PEANUT」を、でん六では「ビーナッツ」として素焼き、揚げ塩の2種を商品化しています。これらは金山町のふるさと納税返礼品にもなっています。
でん六は節分を通じ子どもたちに伝統文化を伝えていくことを大切にし、マスコットキャラクター「でんちゃん」の着ぐるみとともに、保育園・幼稚園での鬼退治節分祭も実施しています。
また、「蔵王の森工場」では毎年、敷地内の落花生畑で地域の幼稚園児と一緒に栽培した落花生を収穫する「落花生収穫祭」も開催しています。収穫祭当日はとれたての落花生をすぐにゆでて提供、この収穫祭で育てる喜び・食べる喜びを体験した園児が、のちにでん六に入社するというエピソードもあり、地域との強い絆を生み出す場となっています。
ほかにも2012年より、「あしなが育英会」を通じ東日本大震災による震災遺児支援プロジェクトへ寄付する活動を行っています。
でん六では、地域の学生たちのインターンシップを受け入れています。学校教育では学ぶことが難しい就業体験の場として、ビジネスマナーやコミュニケーション、地域社会の一員としての認識など、学生たちに社会人として自立する第一歩となる機会を提供。直近の過去5年間(2015~2019年)に、85名の学生を受け入れています。
2018年6月、山形県にて地域社会の活性化活動を行う団体、および社会貢献活動やそのほかの公益の増進を図る活動を行う団体などに対し、助成・支援を行う「でん六財団」を設立しました。1回あたり上限10万円、1年間の助成を原則に、学術・科学技術の振興、文化・芸術の振興、高齢者福祉の増進、児童・青少年の健全育成、公衆衛生の向上、社会教育の充実、スポーツの振興、事故・災害被害者支援、地域社会の活性化といった活動に対し、助成を実施しています。
でん六では、2001年より山形のJリーグチーム「モンテディオ山形」、2020年よりプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」に参加する「パスラボ山形ワイヴァンズ」へのスポンサー事業を展開するほか、1993年より「でん六杯ミックスバドミントン大会」「バトミントンシニア杯」への協賛を行っています。
また、毎年「花笠まつり」において山車とイルミネーションアーチへの協賛や社員チームのパレード参加、2016年からは山形交響楽団「さくらんぼコンサート」への協賛、2017年より地方創生をテーマに山形新聞社が提唱する「1学級1新聞」への協賛金拠出など、文化・教育活動でも地域への貢献を継続しています。
でん六は、国による検査に合格し、さらに自社の管理基準に適合した落花生だけを使用しています。
> 安全・安心な落花生をお届けするために創立以来、緑のある環境づくりに主眼を置き、工場の敷地内に花木を植栽し、心和む景観形成に努めてきたほか、排水処理リサイクルによる肥料づくりなどを推進してきたことが評価につながり、蔵王の森工場は、2000年「緑化推進運動功労者内閣総理大臣賞」を受賞しました。
そのほかにも、1999年「日本緑化センター会長奨励賞」、1998年「花のまちづくりコンクール農林水産大臣賞」を受賞するなど、花や緑による美しく潤いのある生活環境の創出、ピーナッツの皮や汚泥を肥料化し生産農家に提供するといった取り組みの先進性が評価を受けています。